コンクリートひび割れガイド

コンクリートの微細ひび割れ

コンクリートの微細ひび割れ

無数の空隙によって占められているコンクリートは、
多孔質材料であるといえます。

 

しかし、水和反応を起こさなかった遊離水を含んだ空間である
毛細管水隙にある水が乾燥によって蒸発すると、
この空隙を収縮させようとする毛細管張力が働き、
内部応力が生じます。

 

そして、コンクリート中の空隙の周囲は、
セメントペーストの殻に覆われ、
直径が10分の数mmの大きさの空隙に応力が集中し、
応力集中によって微細ひび割れが起きやすくなります。

 

当然、コンクリート中の空隙が多く、
多数の微細ひび割れが発生すれば、
コンクリート強度は減少します。

 

コンクリート構造物のコンクリート圧縮強度が減少する原因については、
通常行なわれる物理的試験だけでは解明できません。

 

化学的試験も必要です。

 

そこで、さまざまな物理的試験や化学試験が行なわれ、
コンクリートについて、ひび割れについての推察が行なわれていますが、
微細ひび割れは、レディミクストコンクリートの過程で、
コンクリートが現場で打設される以前に、
どこかで加水されるなどするとひび割れすることが分かっています。

 

コンクリートの加水は、ポンプでコンクリートを圧送しやすくなるので行なわれたり、
コンクリートを柔らかくして、壁のような狭い空間に打ち込むために行なわれていますが、

 

現場監督の中には、施工性を優先にするがあまり、
コンクリートの加水を行なう人がいます。

 

ですが、このような加水は、コンクリートの品質を悪化させることになるため、
絶対に行なってはいけません。